VNCを使ってFireHD8タブレットをサブモニターにしたのでメモ
参考にしたのはここ。
Ubuntu 18.04 で Kindle Fire HD をサブディスプレイとして使う方法
まずはUbuntu 19.10に必要なツールをインストール。
sudo apt install -y tightvncserver x11vnc
うちのPCはAMD Ryzen搭載マシンなので、/usr/share/X11/xorg.conf.d/10-radeon.conf を編集する。
#/usr/share/X11/xorg.conf.d/10-radeon.conf Section "OutputClass" Identifier "Radeon" MatchDriver "radeon" Driver "radeon" Option "VirtualHeads" "2" #追加 EndSection
ここで一旦ログアウトのち再ログインする。
続いてxrandrでディスプレイの確認。
$ xrandr Screen 0: minimum 320 x 200, current 1920 x 1080, maximum 16384 x 16384 eDP connected primary 1920x1080+0+0 (normal left inverted right x axis y axis) 309mm x 173mm #中略 DisplayPort-0 disconnected (normal left inverted right x axis y axis) DisplayPort-1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
上記出力で言うと eDP がメインのモニタで DisplayPort-1 がサブモニタになる。
続いて gtf コマンドで Modeline設定を取得
$ gtf 1280 700 60 # 1280x700 @ 60.00 Hz (GTF) hsync: 43.50 kHz; pclk: 72.38 MHz Modeline "1280x700_60.00" 72.38 1280 1336 1472 1664 700 701 704 725 -HSync +Vsync
このModelineの右側に出ている “1280x700_60.00” 72.38 1280 1336 1472 1664 700 701 704 725 -HSync +Vsync をこのあと使う。
そして xrandr でディスプレイを追加。
–nwmodeオプションの値は上記の [Modeline]の値
–addmodeオプションのディスプレイ名はさきほどxrandrで取得したサブモニタ [DisplayPort-1]
–最後の–left-ofオプションの値はメインモニタ [eDP]
$ xrandr --newmode "1280x700_60.00" 72.38 1280 1336 1472 1664 700 701 704 725 -HSync +Vsync $ xrandr --addmode DisplayPort-1 1280x700_60.00 $ xrandr --output DisplayPort-1 --mode 1280x700_60.00 --right-of eDP
これでモニタの右側にデスクトップスペースが出来上がる。
上記のスクリプトはshファイルにして実行すれば楽だ。
そして x11vnc を起動して待ち受ける。
$ x11vnc
あとはこれにFireHDからVNC接続するだけ。
俺は VNC Client Free を使ってる。
VNC Client FreeからこのPCのの5900番ポートに接続すればOK。
接続すると最初は全く同じ画面が映るけど、Fireタブレットの画面を左へスワイプして右側のスペースを表示させればOK。
画面小さいけどslackの画面を出しておきたい時に重宝してる。